先月の譲渡会にあるお客様がお見えになりました。
お話をしてみると、私と交流のあるボランティアさんから以前、猫を譲渡してもらったとのこと。
しかも成猫です
保護活動にも精通されており、「できることがあれば協力します」との温かいお言葉
そして、先日、お時間を作ってくださり、猫の為に・・・と暖かい毛布を頂きました。猫たちのために大切に使わせていただきます
そんなやさしい里親様が譲渡してもらった猫ちゃんの経緯です。(交流ボラさんの日記より)
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まだ寒い今年の一月、一匹の♂猫が保健所に持ち込まれました。
飼い主の引っ越し時に置き去りにされ、ご近所さんがご丁寧にも餌付けをして捕まえ、保健所に持ち込んだようでした。
保健所の檻の中から、スリスリ甘えてくる、あまりのなつっこさにあきらめきれず…これだけなつっこければ里親さんが見つかるかもしれない…と思い、処分寸前に引き出してきました。
その後、ある方のご好意で去勢手術を施し、なかなか良縁に恵まれないまま二軒の預かりさん宅を経て、我が家へやって来ました。昔飼ってた猫になんとな~く似ていたので、同じ名前の「たま」と命名しました。
しかし、我が家では先住のワル猫にいじめられ、たまは毎日小さくなっていました。餌を食べるのも、トイレをするのもビビりながらで…
可哀想で不憫でしたが、次の預かりさんも見つからず、どうすることもできなくて…
そんな折、かなり前に投稿した里親募集サイトを見た方から連絡をいただきました。
たまのことがどうしても気になる、とおっしゃいます…驚くと同時に嬉しくもあり、即!話を進め、トライアルとなりました。
途中経過をお聞きしたところ、一番渋っていらしたおじいちゃんが、たまのことを一番可愛がってくださってるようで…たまものびのび、生活をエンジョイしているようなので、どうかよいご縁がありますように!と願っていました。
そして、長めのトライアルの結果、晴れてご家族の仲間入りをさせていただくことに…
名前は「夢太郎」くんになりました。なんて素敵な名前でしょう!
新しい飼い主さんご家族は、美形の子猫にはない、夢太郎くんの飄々さ、ブサ可愛さがお気に入りのようです。
時折、窓辺から街の様子を眺める夢太郎くんの背中は、哀愁を漂わせているそう
です。渋すぎる~~~
最初の飼い主に捨てられてから、いくつかの苦節を経て、つかみとったしあわせ…本当によかった!!夢太郎くん、しあわせにね~
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成猫の譲渡は本当に少ないです。。
そのため、保健所からの引き出しにも勇気がいります。どうしても小さな子猫が優先になってしまうことが辛いです。
成猫はある程度の性格が出来上がっているので、なかなか気難しい子もいますが、子猫とはまた違う楽しみをもたらしてくれます。お世話も手がかからないですし、留守がちなお宅でも問題なく留守番ができます。管理人も、大人の野良猫や保健所の猫を「我が家の猫」として飼育していますが、子猫から育てたわけではないのに、子猫から育てた猫より人懐っこいです
大人猫の魅力が、これから猫を飼いたいと思っている方の心に届くといいなぁと思います。
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